スポーツ障害予防事業事前研修会を開催しました!
昨年度から開始しました、スポーツ障害予防事業。現在は中学生のバスケットボールに対して行っています。
中学生、特に女子に多い膝のスポーツ傷害。手術に至る場合も少なくありません。
そこでスポーツ障害予防を行うことで、ケガなく大好きなバスケットボールを思う存分やってもらう
そういう目的でこの事業は県民の皆様のために行っています。
スポーツ障害予防事業は夏休みと冬休みの2回、合計10回程度中学校へ訪問し、理学療法士が身体のチェックや動作指導を行っています。
現場の反響も非常に良く、本年度も継続してスポーツ障害予防事業を実施する予定です。
このスポーツ障害予防事業に参加したい理学療法士の方は、まずは事前研修会に参加して、どのようなことを行うのか?という研修を受けて頂くことになります。
ですので、今までバスケットボール競技に関わったことがない、スポーツ自体に関わったことがない、という経験の浅い方々も安心して参加できます。
また、今までスポーツに関わっていた理学療法士や、スポーツ障害予防事業に参加したことのある理学療法士がしっかりとサポートしてくれるので、参加するだけで勉強になる事業でもあります。
今回、夏休みの実施するスポーツ障害予防事業の事前研修会を開催しましたので、その時の報告をさせて頂きます!
講師は森田正輝先生(成田整形外科病院)で、森田先生はスポーツ障害予防事業に当初から参加されていた先生です。今回は初めての講師でしたが、しっかりと予防事業について講義して頂きました。
こうやって事業に参加していくことで実績を積んでいき、スキルアップされている先生方は、後々講師になるまでの成長をされています。これも県士会が目標としている人材育成に繋がっていると思います。
※内容
・平成27年度・平成28年度予防事業の内容報告・障害予防調査報告
・障害予防事業の実技講習
「日本バスケットボール協会ジュニア向け外傷予防プログラム」に基づいた内容
柔軟性チェック(下肢・体幹中心に)
足関節
FFD
HBD
姿勢チェック(立位姿勢・パワーポジション・片脚立位)
ストレッチの実施⇒効果の確認
サイドステップ・ツイスティング・クロスステップ動作練習
以上の内容で開催しました。実際に予防事業で行うことを事前研修会で学ぶことで、安心して当日の予防事業に参加できると思います。
また実際に予防事業に参加してみないと、自分自身の課題、何を勉強しないといけないのか分かりません。
是非、12月にもスポーツ障害予防事業をい開催しますので、その前に開催されます事前研修会にご参加下さい!
後期の事前研修会については詳細が決まり次第、お知らせします。
報告者
野原英樹(公益事業推進部 部長 福岡リハビリテーション病院)
公益事業推進部担当理事
くろだ整形クリニック
久保田