講演①　
テーマ：前十字靭帯再建術前後のリハビリテーション
～運動療法のポイント・膝の痛みと関節可動域の獲得について～
講　師：藤田　慎矢　氏（福岡整形外科病院）

講演②
テーマ：人工股関節置換術後の介入目標と効果判定
～患者許容可能重症度（PASS）と最小臨床重要変化量（MCID）の観点から～
講　師：藤田　努　氏（九州大学病院）

【概要】下肢運動器疾患の術後（ACL再建術・人工股関節置換術）リハビリテーションの介入ポイントを２名の講師から解説する。
①では前十字靭帯再建術前後の評価方法とポイント、術前リハビリテーションの必要性と運動療法、術後早期（術後〜ジョギング開始前まで）の運動療法のポイントを動画を多数入れながら解説する。また術後に問題となる膝の痛みと膝関節可動域の獲得の治療ポイントも解説する。
②では、近年の術後成績向上から、術後の身体機能だけでなく患者の術後QOL改善が改めて重要視されており、今回は、術後の患者許容可能重症度（PASS）と最小臨床重要変化量（MCID）の観点から、術後QOL改善に基づく介入目標や効果判定のポイントを解説する。